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レーザー治療は、色素レーザー、ヤグレーザー、炭酸ガスレーザーを用いて、ほぼ全てのタイプの傷跡の治療に 用いることができます。治療効果も高く、傷跡の種類によっては手術では改善が期待できないものでも効果を出します。
切除法
切除術とはタトゥー(刺青)の入った皮膚を切り取り周囲の皮膚を縫い合わせる除去方法です。難点は必ず手術痕が残ることですが、約3~6ヵ月で赤味はとれ、除々に目立たなくなります。
但しタトゥー(刺青)切除術は皮膚を切り取る手術なので、縫合部には両側から強い引っ張る力がかかります。そのため、数年単位の経過の中で少し傷に太さが出る場合があります。
皮弁法 (ひべんほう)
皮弁法は、刺青(タトゥー)部分の皮膚を切除し、隣接する皮膚(皮弁)を切除部分にあわせてずらして縫合します。これは皮膚移植の一種だといえますが、近くの皮膚をずらすだけなので、移植跡が目立たないという特長があります。
ただし大きな刺青(タトゥー)の場合にはひきつれが残りやすいので、小さな刺青(タトゥー)に向いています。
エキスパンダー法
エキスパンダー法は、刺青(タトゥー)部分の皮膚を切除して隣接する皮膚でカバーする方法です。
事前にシリコン製の風船のようなものを皮弁となる皮膚の下に埋め込み、3~4ヶ月かけて少しずつ生理食塩水を注入することで皮膚を伸ばしていきます。 十分に皮膚が伸びた後、刺青(タトゥー)部分の皮膚を切除し、引き伸ばした皮弁でその部分を覆って縫合します。切除法や皮弁法では消しにくい大きさにも対応できます。
削皮術
刺青(タトゥー)の大きさが非常に大きい場合は、エキスパンダー法でも十分な皮弁が確保できないケースがあります。そのような場合には削皮術を使用し、刺青(タトゥー)部分の皮膚を特殊なカミソリで削り取り、その上にご自身の皮膚を移植して、包帯等で圧迫、定着させるという方法です。
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